こんにちは、カオリです。
今回は『アロマオイルの取り扱い方と13個の注意点』のお話。
アロマオイル(精油)は薬理成分の集合体です。
身体に良い作用の成分がたくさん含まれていますが、
粘膜が荒れる成分や、毒性の成分を含んでいることもあります。
アロマオイルの種類によって注意事項が違いますので
安全に使用するためにも取り扱い方は覚えておいてください。
1.原液を直接肌に塗布しない
ラベンダーやティトゥリーなど狭い範囲であれば原液でそのまま肌に塗ることができますが、
それ以外の精油は必ず植物オイルなどで3%以下に希釈して使いましょう。
肌の弱い人はラベンダーなどでも希釈して使ってください。
2.精油は飲まない
海外では内服事例もありますが、精油によっては微量に神経毒性を含むものや
皮膚刺激を引き起こすものがあります。
自分の判断で飲むようなことは非常に危険なのでやめましょう。
こどもが飲んでしまわないよう手の届かないところに保管するようにします。
もし、飲んでしまった場合には、牛乳や水をたくさん飲んで体内から精油を
排出させてください。
3.1日の使用量を守る
大人が一日に使用できる精油は5~6滴くらいです。
海外の使用例では、より多くの敵数表示がされていることもありますが、
過度の使用は控えましょう。
4.アレルギーテストをする
はじめて使用するは10倍くらいに希釈して、体質にあうかどうか、
腕の内側の皮膚に塗布してアレルギーテストをしてから使用します。
もし、赤く発疹がでたり、かゆみが生じた場合は、すぐに流水で洗い流し
使用を控えてください。
5.使用期限と保管場所
精油は天然のものなので安全に使用するには使用期限があります。
柑橘系の精油は開封後6ヶ月以内、その他の精油は開封後1年以内に
使い切るようにしましょう。
精油は日に当たると劣化がすすむので、直射日光を避け保管しましょう。
6.火気に注意
精油には引火性があります。
火気のあるところでの使用に注意しましょう。
またオイルポットなどキャンドルを使用して精油を楽しむ場合も
火気使用に気をつけましょう。
7.光毒性と光感作
光毒性(ひかりどくせい)とは、精油を皮膚に塗布した状態で紫外線に
当たると炎症などを起こすものです。
また、アレルギーを起こす光感作(ひかりかんさ)を含むものがあります。
柑橘系の精油に多くありますので注意しましょう。
8.精油は薬ではない
精油は心身や皮膚を健やかにする作用がたくさんありますが、
決して薬ではありません。
不十分な知識で急性の疾患などにしようすると、取り返しのつかないことに
なる可能性もあります。急性の疾患や医師の診断が必要と思われる時は
必ず病院で診察を受けましょう。
9.持病がある時は担当医に確認
精油には薬の成分を妨げるものが含まれている場合があります。
通院中、投薬治療中のかたは担当医に確認しましょう。
10.妊娠・授乳中の注意
心身がデリケートになる妊娠中は精油が有効になるのですが、
通経作用(月経を通じさせる作用)がある精油もあります。
また妊娠中は通常では起こらない反応が起こる場合もあるので
精油選びには注意しましょう。
また、授乳中にも精油を使用してから2時間以内は授乳をするのを
さけてください。
11.乳幼児や高齢者の利用
成長過程の子供は嗅覚が大人よりも鋭いので、外からの影響を
受けやすい傾向があります。
乳児(0~1歳)には原則として芳香浴以外の使用は避けるようにします。
そして使用する精油はティトゥリー、ラベンダーのみにしましょう。
幼児(1~7歳)は濃度を薄くした芳香浴や、植物油で希釈した
トリートメントを、子供(8歳~14歳)と65歳以上の年配者は
大人と同じ方法でいいですが、精油の濃度を半分にしておきましょう。
12.ペットへの利用
ペットは大きさや代謝の特徴が人と異なるため、人と同じように
精油を使用することはできません。
芳香蒸留水を薄めたものをコームにスプレーしブラッシングをするなどは
良いでしょうが、グルーミングをするため香りの強いものは避けます。
ペットにもアロマの効果はあるので適切な濃度や使用頻度は慎重に。
動物用の製品を使うのが安全ですね。
13.精油ボトルの取り扱い方
精油ボトルには精油が1滴ずつ垂れるようにドロッパーという
中栓がついています。
粘性の強い精油は体温でボトルを温めると精油が垂れやすくなります。
アロマオイル(精油)は心身共にとても素晴らしい作用がありますが、
使い方によっては毒にもなりうるので、このような禁忌もきちんと知り、
安全に使用し快適なアロマlifeを送りましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
感謝☆。・