カオリです。

今回は『アロマセラピーと脳』のお話。

 

 

 

アロマセラピーとは?

アロマセラピーとは、アロマ(香り/Aroma)とセラピー(療法/Therapy)を合わせた言葉で

芳香療法という意味です。

 

アロマセラピーは、植物から芳香成分を抽出した精油を使って、心や身体を健康に

保つための自然療法のひとつです。

 

香りに癒やされることはありませんか?

 

最近は金木犀の花が咲き始め、道を歩いているとふわっと金木犀の香りがしてきます。

この金木犀の香りを嗅ぐと、秋の気配を感じますね。

香りと脳の記憶は深い関係もあります。

 

アロマセラピーでは、精油の香りを嗅ぐことによって、脳に刺激を与え心を癒やします。

その他にも精油を使ってボディやフェイシャルトリートメントなどをしたり、

香りの癒やしを楽しむことができます。

 

アロマセラピーは大地の恵みがたくさん詰まった植物のエネルギーを体内に取り込む療法として最高なものです。

 

 

アロマセラピーとアロマテラピーって何が違うの?

「アロマセラピー」と「アロマテラピー」

どちらの言葉も使われていますが、どう違うかご存知でしょうか?

 

答えはかんたん、「アロマセラピー」は英語、「アロマテラピー」はフランス語です。

 

イギリスとフランスでは精油の使用方法も違いますが、どちらの呼び方も正解です。

 

イギリス式アロマセラピー

病気の予防や健康や美容のために、日常生活のなかで精油を使っています。

主にアロママッサージとして使用しています。

 

フランス式アロマテラピー

医師が身体の症状を診断して、精油を薬として使用し治療をしています。

精油を飲んだりもします。

 

日本ではイギリス式のようにリラクゼーションとして日常で使用していますね。

医療分野でも症状の緩和ケアとしてアロマセラピーが取り入れられています。

※アロマセラピーに使う精油は天然の精油を使用します。

飲用できる精油は高い品質のものですので、くれぐれも市販されている精油を飲用しないようご注意ください。

 

アロマセラピーが心身にもらたす影響

 

香りは鼻からにおいを嗅ぐと嗅神経を通って、脳の「大脳辺縁系」に伝わります。

この大脳辺縁系の中には、海馬と扁桃体という本能的な情動や行動、記憶にかかわる部位があり、香りは嗅神経を通って直接海馬を刺激すると言われています。

 

嗅覚の刺激は五感(視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚)のなかでも脳へ伝達する速度が一番早いのです。

脳へ刺激を与えるのは手をつねって「痛い!」と感じるよりも香りを嗅いだ方が断然早いとは驚きですね。

 

香りは3大欲求を刺激する

香りはの情報はダイレクトに脳へ伝わるというお話をしました。

大脳辺縁系は、本能の座ともいわれ、3大欲求の食欲・睡眠欲・性欲をコントロールする部位でもあります。

 

 

 

 

 

脳幹<生命の座>

心臓、呼吸、ホルモン分泌、生命維持、無意識を司る

 

大脳辺縁系<本能の座>

動物脳と呼ばれ、3大欲求や、情動、快、不快、生理的欲求、潜在意識を司る

 

大脳真皮質<知性の座>

人間脳と呼ばれ、知覚、思考、意思、感性、社会的欲求、顕在意識を司る

 

 

この大脳辺縁系は記憶や感情を司る部位で、嗅神経が直結しています。

香りを嗅ぐことでダイレクトに刺激を受けるのです。

 

ここが刺激されたことにより、感情が変化したり、ふいに昔の記憶が蘇ったりするのです。

 

 

アロマで記憶力アップ!

香りが脳に直接刺激を与えることで記憶にも関係することがわかりました。

 

記憶には「短期保存」と「長期保存」できる種類にわかれていて香りと共に記憶すると、その記憶は「長期保存」できるそうです。

 

香りは脳の大脳真皮質にも刺激を与えるので、知覚、思考、意思などにも影響します。

例えば仕事中にアロマを拡散したときと、ない場合では仕事効率がUPしたというデータもあります。

 

勉強や仕事に集中したい時はアロマを炊くといいですね^^

香りでホルモン分泌や自律神経を調整する

 

大脳辺縁系に伝わった香りは今度は脳幹へと伝わります。

 

ここは生命の座というホルモンなどの内分泌系や自立神経をコントロールし、呼吸、体温、消化、睡眠などを調整する中枢となる部分です。

 

香りを嗅ぐことによって9割の人に脈拍数に変化があるというデータがあります。

ラベンダーなど気持ちを落ち着かせる効果のある香りを嗅ぐと、副交換神経が優位となり身体がゆったり、のんびりとした休息状態になります。

ラベンダーの他にも鎮静作用のある精油がありますので、イライラしている時は香りを嗅ぐだけで一瞬で気分転換できるのです。

 

アロマセラピーの絶大なる効果

 

 

いかがでしたか?

香りと脳の関係がわかると、アロマセラピーがどれほど癒やしに効果的かわかりますね。

香りを嗅ぐだけで

  • やる気がでる、記憶力・集中力アップ
  • リラックス・穏やかな気分になる
  • 幸せ感、前向きになる
  • 興奮する、ロマンティックな気分になる
  • 気分や身体の調整ができる

 

 

また、精油を使ってボディやフェイシャルトリートメントをすると、精油成分が皮膚より浸透して香りを嗅ぐだけでない作用があります。

  • 毛穴のつまりなどが原因のニキビなどに有効な殺菌作用
  • 皮膚のターンオーバーを促す細胞成長促進作用
  • 皮膚からの水分蒸発を防ぐ保湿作用

 

心にも身体にも作用するアロマセラピー。

日常にアロマの香りを取り入れるとよりHappyな生活が送れます。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

感謝☆。・