今回はアロマオイルの『ブレンドファクター』についてのお話。

アロマオイルをブレンドする時に知っていたら便利な法則。

ここでお勉強しちゃいましょう^^

 

 

ブレンドファクターとは

精油の香りの強さや、濃度、皮膚刺激など安全性を考慮してつけられた数値のこと。

イギリス人のアロマセラピーのパイオニアとして名高いロバート・ティスランドさんが考案しました。

 

ブレンドファクター(B・F)は1~7で表示される

数値が低い精油・・・刺激などがあるため、少なめに使用する

数値が高い精油・・・刺激などが少ないので多めに使用していい

 

主な精油のB・F一覧表

B・F 精油名
数値低い 1~2 ウィンターグリーン、カモミール、オレガノ、カルダモン、クローブ、コリアンダー、シナモン、ジンジャー、ジャスミン、セージ、ブラックペッパー、ペパーミント、ヘリクリサム、メリッサ、ユーカリ、レモングラス、ローズマリー、ネロリ、ベンゾイン、ミルラなど
中間  3~5 オレンジ、クラリセージ、グレープフルーツ、サイプレス、ジュニパー、ゼラニウム、タイム、ティトゥリー、バジル、ベルガモット、マンダリン、レモン、ローズ、シダーウッド、フランキンセンス、ライム、ヒノキなど
数値高い 6~7 サンダルウッド、ラベンダー、ローズウッドなど

 

 

 

B・F覚え方のコツ

 

すべての精油のB・Fを覚えるのは大変ですよね。

まずは数値の低い、使用するのに気をつけたい精油をだいたいのグループで覚えましょう。

上の表を参考に、下記のようにざっくりと分けるとだいたい分類されますね。

・柑橘系

・スパイス系

・花から抽出

・甘い香り

 

ブレンド比率の例

10mlのキャリアオイルで、2%の濃度でトリートメントオイルをつくる場合

<使う精油>

ラベンダー/グレープフルーツ/クローブ (各精油の1滴は0.05cc)

 

<全体の敵数は?>

30ml ✕ 2%(0.02) = 0.6ml

⇒ 0.2ml÷0.05cc(1滴の量)=12滴

 

3種類の精油を合計12滴いれることができる。

 

精油のB・F

ラベンダー 7
グレープフルーツ 4
クローブ 1

 

ラベンダー:グレープフルーツ:クローブ=7:4:1の割合で合計12滴にする。

 

この割合でいうと

ラベンダー 7滴

グレープフルーツ 4滴

クローブ 1滴

 

比率によってはぴったりの敵数にならない時もあります。

敵数はあくまで目安ですので、途中で香りを嗅いで自分好みに仕上げてください。

 

☆ネットで検索すると精油の比率を計算してくれるサイトもありました^^

ブレンドの参考になりますね!

 

 

最後に・・・

 

このブレンドファクターはあくまでも目安です。

お使いの精油によって、また産地や収穫時期、使う人の香りの感じ方など様々なので、全てが当てはまるわけではありません。

また、精油により使う人の禁忌事項も違うのでよくご確認くださいね。

 

※禁忌事項とは

妊娠中、各疾患、乳幼児など症状や光毒性など、使う人には害となる場合もあります。

 

アロマオイルの取り扱い方と13個の注意点

 

 

精油のブレンドは、香りに慣れてくるとどの組み合わせでどんな香りになるかの想像もつきます。

お手持ちの精油を増やしながら、さまざまなブレンドを自分の好みに仕上げていくのが醍醐味です。

時には失敗なんかしたりして(笑)

こうしなければ絶対ダメ!ということはなく、ブレンドしながら香りに癒され、楽しむ時間が大切です。

是非チャレンジしてみてくださいね^^